3冠が創り出す新世代小型精密減速機
高寿命×高トルク
CROWN
ROBOXGEAR
堅牢パワフルな小型精密減速機
章動型減速機であるクラウンロボックスギアは、
ロータギア、ステータギア、アウトプットギアの3つの剛体歯車による
シンプルなギア構成である「クラウン減速機構」を採用し、
遊星歯車減速機構や揺動型減速機構、波動減速機構に比べ、
「小型化」と「強さ」、「長寿命」のバランスが取りやすい
ロボット時代の新しい減速機です。
動作原理
1ロータギアの外側とステータギア、ロータギアの内側とアウトプットギアがそれぞれ接触します。
2モータの回転運動がプレスローターを通じてインプットされ、ロータギアの歳差運動に変換されます。
3ロータギアの歳差運動によって、異なる歯数で噛み合っているステータギアとの間で減速が起こり、この減速した回転をアウトプットギアに伝えて減速動作が行われます。
小型ロボット時代に求められる小型精密減速機の「強さ」とは、
パワフルな「トルク」と高い剛性による「耐衝撃力」、そして高負荷な環境でも動作し続ける「長寿命」です。
小型軽量化に最適な減速機
精密制御が求められる小型減速機で大きな減速比を得るためには、歯数あたりの減速比が大きい差動歯車減速機の機構が用いられるのが一般的です。このなかで「章動減速機」に分類される「クラウン減速機構」は、構造的に小型化に適し、高トルクでありながら実動作時にも位置精度が低下しにくい特長があります。
クラウンロボックスギアはさらに独自の工夫を行うことで、小型ロボットなどに適した超小型ながらパワフルな減速機に仕上げております。
仕様
採用例
パノラマウィンドウの回転蓋機構
(株式会社LIXIL様)
LIXIL様のパノラマウィンドウ「SEAMLESS」において、スライド窓を支える回転蓋の減速機構に採用。コンパクトながら200kgもの荷重に耐え、逆回転せずしっかりと支える強さと信頼性が評価されました。
ミューダイナミクス グリッパ
(オリムベクスタ株式会社様)
弊社開発の立体カム機構とクラウン減速機を搭載し、小型・軽量なボディでも20Nまでの把持力とφ0.5㎜のシャープペンの芯をつかむなどの精密な動作ができる電動グリッパを販売しています。